2017年1月14,15日とセンター試験なるものを受験した。37年ぶりの試験であった。東京大学文科1類に志願したが定員オーバーによる足切りにより東大本学での二次試験は受験出来なくなった。これは、私のセンター試験の得点が文一志願者の第一段階選抜合格者最低点である571点よりも低い点数であったことを意味する。昨年の9月頃より仕事の合間にこっそりと受験の準備をしてきたが、一体全体、どの科目をどこまでやれば最終合格にたどり着けるのかがおぼろげながら見えてきた程度の状況である。センター試験は制限時間があっという間にやってくる不思議な時間との格闘が妙に心地よく、長年味わうことの出来なかった脳と精神への刺激は酒、博打、女から受けるヤワな興奮を数倍上回る強烈なものであった。まだじっくりと丁寧に解きたい問題があるのにも関わらず後10分で終了の刹那、脇の下からたらりと冷や汗数滴の瞬間が堪らない。早くスタートラインに辿り着きたいものだ。