SUSHI

赤壁賦

千年ほども語り継がれ残っている詩文というものは時として味わい深い。世の中の哀愁をどのように旨く表現したからといってただそれだけのことである…こういっては身も蓋もない。この蘇軾は突然に私の視界と精神に入り込んできた。本格的に蘇軾に強い興味を覚えたのは中国パブの女の子が

 但願人長久

を歌ってくれた際、気がそこに向かったことに起因する。おそらくはその手の飲み屋で何度も聞いているはずの人気ある有名な歌であるが、長年詩の内容にまで意識が向かなかった。

明月幾時有 把酒問青天
不知天上宮闕 今夕是何年

我欲乘風歸去 唯恐瓊樓玉宇 高處不勝寒
起舞弄清影 何似在人間

轉朱閣 低綺戶 照無眠
不應有恨 何事長向別時圓


人有悲歡離合 月有陰晴圓缺
此事古難全 但願人長久 千里共嬋娟

我欲乘風歸去 唯恐瓊樓玉宇 高處不勝寒
起舞弄清影 何似在人間

轉朱閣 低綺戶 照無眠
不應有恨 何事長向別時圓 別時圓

人有悲歡離合 月有陰晴圓缺
此事古難全 但願人長久 千里共嬋娟

神様、
このお酒を捧げるからどうか教えて下さい。
月はいつから存在したのですか?
月の世界では今宵は何年になるのでしょう?
私は風に乗って月に帰りたい…..
But,
その神秘の彼方の玉に存在する宮殿
その寒さにはもう耐えられそうにない….
月の光の下で舞い、我が影と一緒に
踊ってくれるだけでいい.…
Anyway、人間の世界はまだ住みやすい?

月の光は華麗な楼閣を巡り、次第に
低い窓から眠れない私まで照らしてくれた。
お月様は、人間に対して嫉妬はないかしら?
どうして人々が離れ離れの瞬間の刹那…
いつも君は丸くなってしまうの…

お月様が応えてくれた..
人間には悲しみがあれば、
楽しみもあるでしょう。
別れがあれば、出会いもある。
月にも晴れと曇りがあって、
満月と新月だってあるのよ….
天上も人の世も良い事ばかりじゃない。
確かにそのはずよ…でしょ?

ただ願うだけ、この世の人々が
いつまでも元気で長生きすることを…
たとえ千里離れていても、
同じ月の美しさを分かち合えるように…

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